こんにちは、佐藤恵です。

100万人の声磨きフェスティバル第1部では、

とくまる耳鼻咽喉科・徳丸裕先生をお招きして

『知られざるのどの老化』についてトークセッションが行われました。

声が出づらくなってきた、内視鏡で見てもポリープなどない。

病気ではないけれど。。。。という患者様が

徳丸先生のクリニックにも多く見えるそうです。

知られざるのどの老化についてたっぷりお話を伺いました。

 

★声帯は食べ物の通り道と空気の通り道の交差点

声帯は声を出すという以外にも重要な役割があります。

それは、食事が気管に入らないようにするために
気管をしっかり閉じること。

喉頭蓋という蓋がしっかり閉まるように

声帯が閉じてくれなくてはいけません。

声帯では食事の通り道と空気の通り道が交差しているので、

ごっくんとしたときに声帯が緩んでいると食事が入り込んでしまい、

誤嚥を引き起こしてしまうのです。

だから声帯がしっかり閉じる・しっかり開くことが重要です。

実は声帯の周りには様々な筋肉があり、

声帯を閉じる働きをしたり、

声のトーンを調整する働きを持っています。

声帯自体は筋肉ではありませんが、

声を出さないでいると、

周りの筋肉が衰えてくるので、

声帯が閉まりづらくなったり、

音程がとりづらくなったりします。

声を出すということは

これらの筋肉が衰えないという点からも重要です。

呼吸をするときは声帯が開いていて、

声を出す時は声帯が締まっています。

声帯は粘膜でできていて声帯が閉じて空気が通り、

それが震えて声が出ます。

このように声帯は開閉を繰り返しているから、

声帯が衰え隙間が空いてくると、

息が漏れたり息苦しくなったり声が出しづらくなってきます。

こうして、効率の悪い声になってしまうのです。

声を出す機会がなくなって

筋肉を使わなくなると、

声帯の開け閉めがうまくできなくなります。

ですから、のどの筋トレは重要です。

会話するだけでも十分ですが、カラオケも良し、音読も効果的。

短い物でもよいので毎日続けることが大切です。

また、声帯は粘膜でおおわれていて、

粘液が潤っていないとうまく動かなくなりますので、

のどの乾燥に気を付けて加湿・保湿をお忘れなく。

 

★のどを鍛えることは全身の健康につながる

①声を出すことは、鼻、口腔、咽頭、喉頭、肺などの

全ての器官が関与し、その活性化につながる。

②「誤嚥性肺炎」は、健全な声帯が予防する。

③発声は深呼吸に繋がり、体に酸素が行き渡る。

④人と声を出して会話することは、脳を活性化し認知症の予防になる。

声磨きの医学的な裏付けが専門医によって明らかにされました。

徳丸先生、ありがとうございました!

声のチカラは生きるチカラ!!

佐藤 恵

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