新年度がスタートして早4週間。
新しい人間関係にもそろそろ慣れて来られた頃でしょうか。
この時期はコミュニケーションについて
考えさせられることが多いですね。
社内におけるコミュニケーションは、
人間の身体で言えば血液の流れのようなもの。
コミュニケーションがうまくいかなければ、
情報の伝達や意思の疎通が十分行われなくなり、
組織は機能不全に陥ってしまうことも。
こうした社内コミュケーションの重要性を踏まえ、
(一社)埼玉県経営者協会では今年度より
コミュニケーション研修が新設され、
当協会で担当させて頂いてます。
当メールマガジンでも研修内容をお伝えしながら、
御社の社内コミュニケーション向上のお役に立てましたら幸いです。
昨日は第1講として、
入社後5年までの若手社員を対象に
「伝えたいことを
“ハッキリ”、“正確に”、“良い印象で”
伝わる社員を目指して」
が開催されました。
当研修は
若手社員に求められる3つのコミュニケーションスキル「報・連・相」
を通じて、
相手(お客様、上司、同僚等)に自分の伝えたいことを
「ハッキリ、正確に、良い印象で伝わる」ためのポイントを学び、
多くの演習を通して、
即業務に活用できる実践力をつけることを目的にしています。
ここでは、
「伝える」ではなく「伝わる」ということに
フォーカスしています。
コミュニケーションはドッジボールではなくキャッチボール。
「伝える」はあくまでも自己満足。
伝わらなければ意味がありません。
相手にちゃんと届くボールを投げる、が基本ですものね。
1.「ハッキリ」伝わるために。
受け手に伝わるコミュニケーションの基本として
まずは、呼吸を安定させ「通りの良い安定感のある声」を。
2.「正確に」伝わるために
誤解なく簡潔にロジカルに伝わるために「PREP法」で。
迷いなく、話の組み立てができます!
3.「良い印象」で伝わるために。
ノンバーバルコミュニケーション
(声・話し方・聞き方・表情・視線・姿
勢・しぐさ)は侮れませんね。
しかし、もっと重要なことが、
相手が気持ちよく聞き入れてくれる言葉選び。
「クッション言葉」を活用して
円滑なコミュニケーションを導くマジックフレーズで。
4.「上手くいかない報連相事例を改善」演習」
なぜうまく伝わらないのかを自分の頭で考え、
自分のビジネスシーンに置き換えて
タイミングを改善するというワークを行いました。
研修に参加された入社5年未満のいまどきの若者にとって
掘り下げて考え、自分仕様にして改善策を導くことは大変苦手な様子でした。
相手の状況への想像力をいかに広げながら
塩梅の良いコミュニケーションをとっていくか。
ドッジボールからキャッチボールへ。
若手社員さんが、正解が出ない事に答えを導くことに怖がらず、
肌感覚で心のアンテナを張れるようになれることを願っています。
「伝わる」コミュニケーションで、
御社内の血の巡りがさらに良くなり、血液年齢が若返りますように。
それでは、今日も声のチカラで会社を元気に!
佐藤 恵