【原稿棒読みが当たり前の日本の常識(・_・;)】

こんにちは、佐藤恵です。

今週末は気温も上昇するそうですね。

梅も見頃を迎え、梅見でも。。。

とウキウキしたいところですが、

まだまだ我慢。。。。

突然ですが、皆さんは『ビブリオバトル』をご存知ですか?

ビブリオバトルとは、

「人を通して本を知る 本を通して人を知る」を目指す

本の紹介コミュニケーションゲームです。

読んでもらいたいオススメ本を5分間で紹介し、

「どの本が一番読みたくなったか?」

を基準とした投票を参加者全員で行い

最多票を集めたものを

『チャンプ本』とする書評合戦です。

小学生から大人まで日本全国で開催されているんですよ。

私がボイス・スピーチトレーニングの授業を

持つ東京都立王子総合高校でも、

この一年間の声磨き学習の集大成として、

ビブリオバトルをカリキュラムに組み込んでいます。

ビブリオバトルのルールは、

原稿はNG、

レジュメは準備しない

パワーポイントなども利用しない。

生の語りで発表することが求められます。

これ、日本人の弱いところ。。。(汗)

ビブリオバトルは

原稿はつくらず、スピーチメモだけ!

そのため、授業では

原稿を作らずに5分間を喋るための

具体的な方法を沢山伝えています。

・なぜ紙読んでるだけでは、人の心は掴めないのか

・5分間枠組みの内容について

・話の組み立て方のコツ

・スピーチメモの書き方

・頭が真っ白にならないための有効なまとめ方

・聞き手に共感してもらえるテーマ選び

などなど。

充実した指導内容に、

よし!と手応えを感じていた私でした。

しかし、いざ本番になると、

原稿を読んでいる高校生達。

私はとてもショックでした。

信じられませんでした。

あれ?

あんなに沢山のノウハウ教えたじゃないの。

にもかかわらず
原稿を読まないと喋れない高校生達。

原稿棒読みの首相の発言が象徴しているように、

日本の社会は未だに原稿朗読がまかり通っている現状があります。

教育の場でも、人前で話す時には

まず原稿を作ってから、と

学校で小さい頃から指導されている。

人前で話す時に原稿読むのは恥ずかしい事だ、

世界のスタンダードなは通用しない、

と大人が教えていない日本です。

こんな常識の中で生きている高校生にとっては、

たった週一回30コマ学習してきたことが、

身となり肉となっていなかったんですね。

無力感で一杯で、へこみました(−_−;)

日本のプレゼンテーションリテラシーが高まるには、

まず大人から自分の考えを堂々と話す

当たり前のことを示していかないでいけない、

と改めて思いました。

「声磨き」は日本のこの課題を解決するために

まだまだやるべきことが山積みです。

俄然やる気が出てきます!

声のチカラで日本を変えていく

「声磨きの先生という働き方

ご興味ございましたら、

ぜひこちらをチェックくださいね。

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では、良い週末を!

佐藤恵