【声磨き学園日記@王子総合高校】

こんにちは、シュクル佐藤恵です。

清々しい気持ちの良い一日でしたね。

東京に来ないで!と小池東京都知事が呼びかける中、

東京に行って高校の授業をして帰ってきました。

新クラスが先週から始まり、今日は2回目。

良い声をつくるために重要な基礎づくり

「呼吸、発声、姿勢、表情筋」に集中しました。

呼吸を制するものは喋りを制す、と

喋りで一番大切な呼吸のことを話し出したら、もう止まらない。

あっという間に一時限が終わってしまいました(汗)

「軸のあるぶれない声にするシークレット」として話した

「シュクルライン」の話はみんな興味深く聞いてくれました。

授業視察に訪れた校長先生は、

目を丸くしながらメモを取っていらっしゃいました。

校長先生、体育館で生徒にお話しなさる時に

シュクルラインを思い出してくれるといいな(笑)

 

さて、良い声を出すためには「視線」が重要であることもご存じですよね。

本来私たちの視線は、何も意識しなければ、まぶたが被っているために

下の方を向いているように見えるのです。

そこで、瞳を少し上げてあげるだけで

相手をしっかりとみている視線になります。

相手から見られている印象だけでなく、自分が見ている世界も変化します。

そして視線を上げてまっすぐにしてあげれば、自然と背筋が伸びるのです。

また、視線を落したまま発声すると、

喉が折れた状態で発声することになります。

喉が折れた状態では、せっかくおなかに空気をため込んでも、

シャットアウトされ、空気が通らなくなり、良い声が出ません。

喉を折らないためには、やはり視線を上げる必要があります。

そのためには、背筋の関節を一つ一つ伸ばしていき、

その上に首と頭がまっすぐ乗っていることをイメージします。

そして、頭のてっぺんから下に向けて貫かれた身体の中心軸を

まっすぐに伸ばすことを意識します。

すると前に出ていた方が、

ちょうど骨盤の真上に位置する状態になり、姿勢が良くなります。

これが良い声を出すためのフレームワークである

シュクルラインを保つシュクルメソッドとなります。

つまり、正しい発声には良い姿勢が必要ということですね。

だから声磨きのトレーニングすれば、

自然と良い姿勢が身につくのです。

*受講生との声*

✅声が震えてしまうのは緊張して心拍数があがり、そこに声が乗せられているためということが分かった。
発声ではずっと同じ「あーー」を言っていただけなのに、視線とそこに向けた意識・一定に吐くなどを実践することで
まったく違う声になっていることに驚いた!

✅発表の時には、緊張してしまうと声が震えてしまう上に、肩が上がり首を絞めて声が出にくくなったりと
悪いことだらけなため、自信を持つようにしたい。

✅いつも何気なくやっていた呼吸も少し意識するだけで変化がありすごいなと思った。

✅緊張した時こそ焦らずに呼吸を深く丁寧にやることを心掛けたいと思った。

✅今まで呼吸をあまり意識していませんでしたが、今回の授業を通して呼吸の大切さを知りました。
これからは呼吸に注意しながら声を出していきたいです。

この1年で背筋をスッと伸ばして

堂々と話ができる高校生をたくさん育てていきます!