【目から鱗!「むせ」の驚くべき対処法とは?(声フェス講演会レポート・前編)】

11月13日(水)に埼玉会館小ホールで催された

『第4回100万人の声磨きフェスティバル』は約220名のご参加の下、

大いに盛り上がる1日となりました✨

第一部では高知リハビリテーション専門職大学 コミュニケーション・サポート・センター

センター長 光内 梨佐 准教授から

オーラルフレイル予防』についてたっぷりお話を伺いました。

本日は、その講演会の模様をお伝えします📤

そもそも、何で声磨きと高知県!?と思いますよね。

実は、高知県が支援する高知県ヘルスケアイノベーションプロジェクトの一環として

今年度よりご縁を頂き高知リハ大の皆さまと声磨きのエビデンス収集および効果測定

においてご一緒させて頂いているのです💡

約30分間の講演会の中では、

■「オーラルフレイル」とは?

■「誤嚥性肺炎」とは?

■「誤嚥」や「むせ」の予防

■健康声磨き講座 高知県香美市での測定途中経過

といったテーマを軸にお話を伺いました。

*以下、光内先生の講和より一部抜粋*

皆さんは『フレイル』という言葉をご存知でしょうか?

加齢により心身が衰えた状態のこと『虚弱』を『フレイル(Frailty)』と呼びます。

その中でもお口にまつわるオーラルフレイルはお口だけではなく、

全身そして心にまで影響を及ぼしてくるのです。

『フレイル』と聞くと”良くない事”のように感じますが、

フレイルは健康的な運動や食事を心がけることで元の状態に戻ることが出来るのです!

皆さん、日常生活を少し振り返ってみてください。

「あれ?なんだか義歯がぶかぶかで合っていない…」

「なんだか最近お口が乾きやすい…」

等、ちょっとした変化はありませんか?

そんな変化を「もう年のせいだから!」と

その気づきを無かったことにしていませんか!?

実は、最初の些細な衰えに気付き、

きちんと対処することによって

元の健康な状態に戻ることが出来ます。

是非、まずは気付いてしっかりと行動に移していきましょう!

歯・運動機能・体の感覚・口腔内の乾燥

は一般的に気づきやすいのですが、

喉の衰え」は気づくことがなかなか難しいのです。

喉の筋肉が低下すると、

どんどん「ごっくん」と飲み込む速度が遅れいきます。

そして、喉の筋肉が衰えるとむせることも増えてきます。

「むせ」が増えると心配になる方も多いと思いますが、

「むせ」は体内にあるに悪い物・詰まった物を外に逃がそうとしているので

誤嚥の予兆でもある一方で

体がきちんと反応している証拠なので

決して悪いことではありません。

では、むせた時はどうしたら良いか?

<むせた時のポイント>

★前かがみになり、しっかりと咳をする!

:「むせ」は誤嚥を防ぐ最後の砦。むせないと食べ物が出せません。

★むせているときは水分を飲まない!

:一番むせやすい食べ物・飲み物は…「水」なので要注意。

呼吸しにくいため、さらに誤嚥しやすい。

★背中をたたかない!

:窒息ではありません。たたくと器官に食べ物が落ちてしまう危険性あり。

そして、そんな「むせ」を防ぐためには・・・

のどをしっかりと鍛えていくことが重要なのです!

次回のブログでは「のどを鍛える重要性」について

高知県香美市での効果測定の途中報告と合わせてお伝えしていきます!

次回もお楽しみに♪

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