日本最高レベルのめっき技術を誇るさいたま市内のN社で
コミュニケーションスキルアップ研修が、先日スタートしました。
企業内の人材技術力向上といえば、
イノベーションの創出のための
技術者に新技術を学ばせスキルアップを図り
生産性向上を目指していく流れが
製造業現場の常識です。
しかし、
全てはコミュニケーションから、というスタンスで
相手に伝わる話し方を重視しているI社長は
コミュニケーションスキルを人材技術力と捉えていらしたのです。
(さすがです!!)
とにかく社員さんの顧客対応やプレゼンでの話し方が
気になる。。。
気になる。。。。
インターナショナルスクールに通い、
アメリカ留学経験もおありの社長様、
日本式とアメリカ式のハイブリッドな考え方は
やはりノンバーバルコミュニケーション重視。
そして、話の内容も。
明瞭に伝わって来ない歯がゆさを何とかしたい。。。
10年来のご縁を頂いている! I社長様からの
「話し方のことをお願いするなら
シュクルさんしかないわよ!」とラブコール。(*^^*)
(あ、I社長様は女性です^^)
研修初日にはまず、参加者からじっくりヒヤリング。
コミュニケーションで何に困っているのか。
口々に色々悩みが出てきましたが、
全員が切実に困っていることは
「自分の考えを簡潔にまとめて話すこと」への苦手意識でした。
話しているとゴールが見えなくなって迷う。
何を伝えたかったのか分からなくなる。
あれもこれもどんどん喋ってしまう野で、整理がつかない。
話が長い。
まとめるのが下手。
などなど
まずは全員のお困りごとを解決しましょう!
ということで、
ロジカルな話し方の型を皆さんにインストール。
伝わる話し方には型がある。
そうです。
PREP法です。
シュクルメソッドの通常のカリキュラムでは、
声質の改善
↓
話術の体得
↓
話法の体得
と進んでいくのですが 、
今回のケースは、話法の体得が急務と考えました。
社員様一人一人の話法が一日も早く改善されれば、
コミュニケーションにおける無駄が削減でき、
余計なクレームや誤解の素を失くすことができます。
客観的に説明をし、
結論を導く時に便利なPREP法を使って
ロジカルに話を進めていけることが今回の目標です。
話の組み立て方、スピーチフレームワークを覚えてもらいます。
プレッシャーやトラウマで
頭が真っ白になっても感情に左右されずに
必ずゴールにたどり着けるように。
Point・・・結論、概要
↓
Reason・・・理由
↓
Example・・・事例
↓
Point・・・結論の念押し
頭の中に散乱している情報を
小部屋にそれぞれ仕分けして、
順番通りに話していきます。
話していることがごちゃごちゃにならず、
すっきりまとまりますよ。
更に、客観的に考え直すこともできるようになります。
話していると、一つの文の中に何でも詰め込みたくなります。
ですが、詰込みは厳禁!
ここは我慢して、
ワンセンテンスにはワンメッセージだけに。
演習を通して参加者の皆さんにも
簡潔に話すポイントがつかめてきました。
どのように伝えるかは、まさに伝える技術力。
皆さんの表情が明るくなってきましたよ。
さあ、あとは各自それぞれのビジネスコミュニケーションで
沢山活用してみるのみ。
次回はPREP法実践報告が楽しみです。
声のチカラで人材技術力向上を!
是非PREP法をご活用くださいね。
(一社)日本声磨き普及協会はコミュニケーションの架け橋「声・話し方」を磨きます。
コミュニケーション研修の依頼がこのところ急増しています。
コミュニケーションスキルもりっぱな人材技術力だということが
やっと企業内にも浸透し始めていることをうれしく思います。
研修に関するお問合せは048-829-9624までお気軽にどうぞ。
佐藤恵